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2015年1月1日木曜日

ご来訪頂きありがとうございます。m(_鶏_)m








戯作 『月の背中』 をお読み頂く前に




 この駄法螺話はでたらめな脳みそが勝手に捏造したフィクションです。くれぐれもなにかのついでに真似てみるとかはナシの方向でお願いします。m(_鶏_)m



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 弱い者はいつだって強い者の好きにされるのがこの世のルール。


 ろくでもない暮らしはいつまで続くのか。思いどおりに生きたい。そう思っても、おれにはしょせん無理な話。そんなことができる年になるまで、あと三年半もある。わかっちゃいるが、それでもなんとかしたい。今をどうにかしたい。ここじゃないどこかへ行きたい。顎を動かしながら考える──なにも思いつけないおれの脳みそ。


 チャンスは思いがけないかたちでやってきた。これに乗らない手はない──奴隷(どれい)から自由の身へ。そのためならなんだってやってやる。どこまでだって逃げてやる。邪魔をするな。頭のおかしい女も怪物も、教師もおまわりもやくざも、みんなまとめてぶっちぎってやる。思いどおりにならない人生なんて、ごみだ! くそだ! 冗談じゃない! おれはおれのやり方で新しいおれになってやる!



 小学生(ガキ)だからって、なめんなよ。



──月下、非常識ヲ試ミタ童蒙ハ顎止ムコトナク自我ヲ現世ヲ理ヲ思惟ス。





Character Design by Yotsuba Aoi 






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